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お稽古のご案内トップ > 日本料理専科 II > Vol.8(2008.4) 卯月のお稽古

卯月(四月)のお稽古

《卯月のお献立》
〜早緑の風京都物集(もずめ)産の筍を楽しむ〜
■お献立のポイント
今月の食材の中で特に季節を感じさせるものといえば筍でしょう。竹かんむりに「旬」と書くまさにその時のごとく、「旬」の存在が希薄になってしまった昨今、季節を色濃く感じさせてくれる食材です。そんな旬の筍の甘みをひきだす「焼き筍」を中心に組み立てたお献立をお楽しみください。

卯月の「百人一首」
    春過ぎて夏来にけらし白妙の
        衣ほすてふ天の香の具山

                    持統天皇

「春が過ぎ、どうやら夏がやってきたらしい。昔から夏に白い衣を干すと良いと言い伝えられている天の香具山に、純白の衣が干されていることよ…」
春から夏に移り変わろうとしている季節を、山の緑と純白の衣という、実に爽やかなそして鮮やかな色の対比で描きだした一首です。天の香具山(あまのかぐやま)は奈良県飛鳥地方にある小高い丘。山が天上から下ってきたという言い伝えから「天の」と冠されました。香具山の神が衣を水にひたし、その乾き具合で人々の言葉の真偽を占ったなど、さまざまな伝説に彩られ、畝傍山(うねびやま)、耳成山(みみなしやま)と合わせて大和三山と呼ばれています。
『万葉集』で中大兄皇子(天智天皇)は香具山と耳成山と男山に、畝傍山を女山にたとえて、弟の大海人皇子(天武天皇)との額田王をめぐる三角関係を長歌に残しています。作者の持統天皇は中大兄皇子の第二皇女であり、その後、大海人皇子の妻となった女性。夫亡き後に即位し、藤原遷都を行いました。そんな激しい人生を送った女性の歌とは思えないほどの爽やかさが満ちあふれた一種です。 

参加者の声

  • 旬の筍の美味しさを心ゆくまで堪能できたお献立でした。これまで難しく面倒だと思いこんでいた筍の調理も、コツをきちんと覚えれば自分でもできることがわかって嬉しかったです。ぜひ、家族にも食べさせてあげたいと思います。
  • 「筍と若布のすり流し」の豊かでやさしい味わいに感激しました。筍のこんな調理法があったのをはじめて知り、日本料理の奥深さをあらためて感じました。

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