お稽古のご案内トップ > 日本料理専科 II > vol.5(2008.1) 睦月のお稽古
《睦月のお献立》〜早春の兆し〜
■お献立のポイント
お節に飽きた頃に、こんな献立はいかがでしょう。正月が過ぎ、やがてやってくる早春の兆しを感じさせる、繊細な味わいを組み合わせた献立です。また、湯気のあがるあたたかい蒸し寿司は関西地方、特に底冷えする京都で特に好まれる冬の風物詩です。
睦月の百人一首
田子の浦にうち出でてみれば白妙の
富士の高嶺に雪は降りつつ
山辺赤人
「田子の浦の浜に出て、はるか遠くを見上げると、真っ白い富士の高嶺にいまも雪が降り続いていることだ…」。百人一首のなかでも特によく知られたこの歌は、雄大な景色を歌い上げた叙景歌。白い雪を被った雄大な富士の姿が目に浮かんでくるようです。雄大な景色の一部を鮮やかに切り取って三十一文字の歌にする。そんな日本人の美意識は、小さな器の中にも美しい四季の情景を鮮やかにつくりだす、日本料理の盛りつけにもいかされているのかもしれません。
参加者の声
- 出身が関東なので、蒸し寿司にはあまりなじみがなかったのですが、湯気の上がる温かくやさしい味わいに、なぜか懐かしさを感じました。
- ごく日常的な食材である鰯が、調理法ひとつでこんなに上品な料理になることに驚きました。また、甘鯛の昆布〆では、素材の繊細な味わいを堪能することができました。
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