水無月(六月)のお献立
■お献立のポイント
いよいよ本格的な梅雨の季節がやってきました。こんな季節は、酢橘(すだち)をかけた焼き茄子のお浸(ひた)しからはじまり、旬の「梅雨いさき」の焼き物、手作りごぼ天、紫陽花餅へと続く涼やかさを感じさせるお献立はいかがでしょうか。しらすに大葉や胡麻、みょうがや生姜をあわせた「雑穀米のちらし寿司」もこの時期のおすすめです。ぜひ、ご家庭でもお試しください。
源氏物語 三帖 空蝉(うつせみ)
空蝉の 身をかへてける 木のもとに
なほ人がらの なつかしきかな
「雨夜の品定め」の翌朝、源氏の君は方違えを理由に中流貴族の紀伊の守(きのかみ)の館に宿を借りることにします。そこでたまたま出会ったのが、紀伊の守の父親の若い後妻。女性談義の中に登場した“中流階級の女性”に興味津々だった源氏の君は、彼女と強引に一夜の契りを結んでしまいます。その女性が忘れられない源氏の君は、再び館を訪れた源氏の君は、もう一度空蝉と契りを結ぼうと寝所に足を向けます。けれども、その気配を察したその女性は、薄物の着物だけをその場に残し、そのまま姿を隠してしまいます…。そして、その女性は物語の中で「空蝉」と呼ばれるようになったのでした。
参加者の声
- 茄子があるとつい焼き茄子を作ってしまうのですが、「焼き茄子のお浸し」はひと手間加えるだけで、いつもの焼き茄子がおもてなしにも使えるような立派な「料理」になるので驚きました。
- ちらし寿司というと準備が大変で難しいもの。そんなふうに思いこんでいましたが、「雑穀米のちらし寿司」は、ミョウガや大葉のとてもさっぱりとした味わいで、作り方も簡単。これなら気軽に作れそうです。
- 紫陽花餅は食べてしまうのがもったいないような、かわいらしいお菓子。和菓子ならではの季節感に心が和みました。
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