皐月のお献立
■お献立のポイント
雅やかでふくよかな藤の花から可憐な姿で道ばたに佇むつゆ草、そして雨に打たれまるで物思いにふけるかのような紫陽花へと、花の季節も移り変わろうとしています。今月のお献立は、今がまさに旬の鰹(かつお)を一二三庵ならではのアレンジでサラダ仕立てにした先付からはじまり、あいなめのあっさり煮へと続く、初夏を感じさせるもの。日本料理ならではの季節感をお楽しみください。
源氏物語 二帖 帚木(ははきぎ)
君は、人ひとりの御有様を、心のうちに思ひ続け給ふ。
五月雨の降り続く、うっとうしい季節がやってきました。物忌(ものい)みのために宮中の宿直所(とのいどころ)に久しく閉じこもっている源氏の君のもとに正妻・葵の上の兄で、親友でもあり競争相手でもある頭中将(とうのちゅうじょう)が訪ねてきました。そこに左馬の頭(さまのかみ)と藤式部の丞(とうしきぶのじょう)も加わり、やがて話題は女性の話に…これが名高い「雨夜の品定め」です。それぞれの体験談を交えての女性論に花が咲きますが、源氏の君の心にあるのは、最愛の、そして叶わぬ恋の相手、藤壺ただひとりなのでした…。
参加者の声
- 鰹といえば「たたき」しか思い浮かばなかったのですが、今回のお献立の「サラダ仕立て」は、旬の鰹のまた違った美味しさを知ることとなり、さっそく家族に振る舞ってみたいと思いました。
- 韮とトマトの卵焼きは、はじめて出会う美味しさ。はじめは「トマトを卵焼きに?」と意外な感じがしましたが、爽やかでさっぱりとした美味しさがこれからの季節にぴったりだと思いました。
- 「煮魚は難しい」と思いこんでいましたが、レッスンできちんとコツを教えていただいたので、私でも上手にできそう…。これからはどんどん挑戦してみたいと思います。
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