卯月のお献立
■お献立のポイント
春の空いっぱいに広がる桜花の艶姿(あですがた)を心ゆくまで楽しめるのは、四季のある国日本に生まれた幸せといえるでしょう。そして、散りゆく花びらにもの思い、やがて花の陰から顔を見せるみずみずしい若葉に思いを寄せる。それはまさに季節の移り変わりと共に生きてきた日本人ならではの感性…。もちろんその心は現代の日本料理にも脈々と息づいています。
卯月の「源氏物語」 〜八帖 花宴〜
おほかたに花の姿を見ましかば
つゆも心の置かれましやは
日はよく晴れて、澄み渡る空も鳥の声も心地よい春の一日、宮中で「花宴(はなのえん)」が催されました。舞をぜひに、と所望する皇太子から桜の挿頭(かざし)を渡された源氏の君は、その願いを辞退しかねて、ほんのひとさし舞ってみせます。二十歳をむかえた源氏の君のあまりの美しさに人々は涙したといいます。それは、その姿をかいま見た藤壺も同じでした。「もしこの後ろめたさが私の心になかったら、あなたの美しいお姿を心おきなく拝見できますのに…」
参加者の声
- 空豆とアスパラ、そして甘酢の組み合わせがとても新鮮でした。爽やかな味わいのいかにも春らしい献立で、食が進みそうです。
- 牛蒡を使ったすり流しははじめて。牛蒡とは思えないほどのやさしい味わいにできあがってびっくりしました。ぜひ家でも作ってみたいと思います。
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